「有名」私大古文演習｜MARCHレベルの問題演習ができる古文の参考書

・オススメポイント
様々な年代やジャンルの問題がバランスよく収録され、解説も詳しい

・注意点
解きっぱなしで終わらせるのではなく、解説に書かれている知識やポイントを身に付けること

20題の過去問でMARCHレベルの演習ができる古文の参考書

『「有名」私大古文演習』は有名私大の過去問20題を通じて、MARCHレベルの演習ができる古文の参考書です。古文の基礎的な知識を身に付けた後に取り組むことで、難関私大の入試に対応する力が身に付きます。

過去問が収録されている大学は、関東では法政大学、日本大学、専修大学、駒澤大学、國學院大學、東洋大学、明治学院大学、中央大学、青山大学、立教大学、亜細亜大学、神奈川大学、学習院大学の12校、関西では西南学院大学、同志社大学、愛知大学の3校です。

ただし、各大学の過去問がそのまま載っているのではないため注意しましょう。あくまでも、入試レベルの実力を身に付けるための問題が抜粋して集められている参考書です。以下では、『「有名」私大古文演習』の詳しい内容や学習のポイントをまとめました。MARCHレベルの私大入試を突破する実力を身に付けたい受験生はぜひ参考にしてください。

入試で頻出の古文問題がバランスよく収録されている

過去問から厳選された問題が収録されている『「有名」私大古文演習』は、年代やジャンルのバランスが良いことが特徴です。徒然草や源氏物語、平家物語、方丈記など、様々な出典の問題が演習できます。また、古文の入試問題は大学によって出題傾向が異なるため、様々な形式の問題を演習しておくことが大切です。

『「有名」私大古文演習』なら、古文の解釈に関する問題や文法の問題、文学史に関する問題まで幅広くカバーできます。志望大学が決まっている場合は、過去問をチェックして出題傾向が似ている問題だけに取り組むことも可能です。

自分が受ける大学が未定の場合は、『「有名」私大古文演習』の20題を一通り解いて様々な形式の問題に慣れておくことをおすすめします。現状の古文の実力や目指している大学の難易度に合わせて、最適なレベルの問題に取り組みましょう。

解説が詳しく、解答時間の目安や難易度も明記

『「有名」私大古文演習』は解説が詳しく、解答時間の目安や難易度も明記されています。問題文と解釈が上下2段に並べてレイアウトされているため、学習しやすいです。古文の問題では主語などが省略されている場合が多く、省略後を見抜けるかどうかがMARCHレベルの入試で点を取るためのポイントとなります。

『「有名」私大古文演習』の解説は、省略されている語などもしっかり補って解説してくれている点が特徴です。問題を解いて答え合わせをするだけでなく、解説もしっかり読み込んで考え方を整理しておきましょう。まずは問題を解いて答え合わせをした後、本文と現代語訳をチェックし、分からないところがあればさらに調べるという学習方法をおすすめします。

『「有名」私大古文演習』では問題を解くための目安の時間が書かれているため、制限時間を設けて取り組むと学習効果が高いです。また、各問題の難易度や合格に必要な目安の点数も書かれています。難しすぎる問題は「解けなくても合否に支障がない問題」として明記されているため、合格に必要な実力を効率よく身に付けることが可能です。

各問題を解くために必要な古文単語や古典文法の知識も解説されているため、過去問演習に取り組む前の知識整理に役立ちます。

古文の入試基礎レベルの実力を身に付けてから取り組もう

有名私大の過去問が演習できる『「有名」私大古文演習』は、入試基礎レベルの実力を身に付けた後に取り組むべき参考書です。大学入試の古文の問題を解くために必要な基礎的な古文単語や古典文法、読解のテクニックを一通り学んでから『「有名」私大古文演習』に取り組んでください。

基礎力がない段階で『「有名」私大古文演習』の問題を解いても得られるものが少なく、学習効率が悪くなってしまいます。古文単語集や古典文法の参考書に書かれている知識を暗記し、読解の参考書を1冊仕上げた後に『「有名」私大古文演習』の問題を解きましょう。

また、『「有名」私大古文演習』の問題で入試レベルが解けるようになった後は、志望大学の過去問演習が重要です。自分が受ける大学の古文の過去問を繰り返し演習し、出題傾向や時間配分に慣れておきましょう。

まとめ

MARCHレベルの有名私大の問題が演習できる古文の参考書『「有名」私大古文演習』について解説しました。『「有名」私大古文演習』は、有名私大の過去問から厳選された20題の問題を通じて、入試問題の解き方が学べる参考書です。

解説が詳しく、省略されている語に関する説明や全文解釈、問題を解くために必要な古文単語や古典文法の知識が学べます。目安となる解答時間や問題の難易度、合格に必要な点数も書かれているため、入試に必要な実力を効率よく身に付けることが可能です。

『「有名」私大古文演習』に取り組む前に、古文単語や古典文法、読解などの基礎力を身に付けるようにしましょう。また、解いた問題は解きっぱなしで終わらせず、解説をしっかり読み込んで知識を整理することが大切です。